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イオンクラスターの力で除菌・脱臭・VOC対策
モコハウスは、兵庫県・大阪府を中心に、高気密・高断熱住宅の注文住宅に取り組んで30年以上、本当に快適で心地いい住まいをご提供することが使命と考える建築会社です。
皆さま、こんにちは。
今回は、多田モデルハウス(兵庫県川西市)で採用したイオンクラスター除菌脱臭装置のご紹介です。
イオンの力で除菌や脱臭する装置といえば、国内では大手電機メーカーが開発採用するシャープのプラズマクラスターやパナソニックのナノイー、そしてダイキンのストリーマなどが有名どころかと思います。
そんな中、今回、弊社が選択したのは「Vent:イオンクラスター除菌脱臭装置」というものになります。
下表で、他の装置との違いを簡単にご紹介されています。
※Ventiのカタログより抜粋(左端が該当)
仕組みとして、電気的な高エネルギーを与えることによりイオンを発生させるという点では、国内の大手電機メーカーと変わりはありませんが、Ventiは電気的な発生装置に独自の仕組みがあり、より除菌や脱臭する能力に優れていることが様々な実験から実証されていると思いました。
独自のイオンクラスター発生装置
よく見かける1点に集中する針式とは違い、放電管全体で除菌や消臭に威力があるイオンクラスターを発生させるそうです。
※Ventiのカタログより抜粋
実証実験データー ※Ventiのカタログより抜粋
一般的に、このような装置は室内に設置されますが、弊社では床下(基礎内)の第一種全熱交換型24時間換気システム(マーベックス社製:DC-S)の給気口(外気の導入口)に設置するタイプ(上段の画像)を選択しました。
設置場所は、以下の画像でご確認ください。
※マーベックス社にカタログより抜粋し一部修正(①の位置に設置)
ここで何故、基礎内に設置したのかをご説明いたします。
弊社が採用する換気システムは、基礎内に機械を設置し、新鮮空気(フィルターで花粉、黄砂、PM2.5など98%以上除去)で基礎内を満たし、続いて1階床面の給気口(画像の②のところ)を通じて室内側に流入させる方式を採用しています。
室内に取り込まれる全ての空気は、一旦、基礎内に蓄えられることになります。
そこで、基礎空間を部屋的な感覚で「浄化室という捉え方」をいたしました。
ちなみに、基礎内は気積から帖数換算すると約7.8帖(気積32.2㎥/想定天井高2.5mから計算)になります。
このイオンクラスターは25帖程度までを浄化する能力がありますので、基礎内の7.8帖程度分の気積であれば十分に浄化してくれることが考えられます。
その結果、「基礎内でより浄化された新鮮な空気が建物内全体に行き渡ることになる」と考えた訳です。
ただ、一方では室内側で発生したものを除菌消臭することは叶わないと言わざるを得ません。
より安心感をということであれば、室内側にそのような装置を設置することが求められると思いますが、24時間の換気システムは、継続的に2時間に一回程度、建物全体、基礎内の新鮮な空気と入れ替えてくれる働きがあります。
この装置(オプション)をご採用いただくかどうかは、皆さまのご判断です。
ご参考になれば幸いです。
ご参考
VentiのHP(技術紹介のページ)→ 技術 | Venti H-ioncluster
過去の導入実績※Ventiのカタログより抜粋
追伸
現在、モコハウスにお住まいいただいているオーナー様宅でも追加設置することは可能です。
ご興味をお持ちいただいた方は、ご遠慮なくお問い合わせください。