世界最高峰の断熱気密性能の家

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column 住まいのコラム

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2013/11/19

エアコン1台で全館冷房・猛暑における熱損失係数 Q値0.69の実力とは

エアコン1台で全館冷房・猛暑における熱損失係数 Q値0.69の実力とは

朝晩めっきり冷えこんできました。

今頃になって季節はずれになりますが、以前のモデルより断熱性能をアップさせた現モコハウス阪急宝塚山手台モデルの、猛暑であった今年の夏の温度状況を報告します。

今のモデルハウスの熱損失係数Q値は0.69W/㎡・K、という国内最高水準の断熱性能を持っています。また建物の隙間を表すC値も0.1㎠/㎡というこれも最高の気密性能を持っています。

猛暑の続いた今年の夏の室内温度環境はどうだったでしょうか。
2通りのエアコンの使い方を試しました。

結果は、
①8月14~18日の間、室内温度状況に応じて冷房の設定温度を23~26℃に変化させた。

使用条件・状況は、エアコン1台(家庭用の11畳用・4㎾)で、外気温度が38℃を超えている状態。その状態で、延床面積36坪の住宅全体の室内温 度のコントロールが可能だった。その時の、室内での平均温度は、26.7℃を保っている。(グラフからわかるように、23℃設定では、室温は25℃程度ま で室温が下がってくる。→その後寒いので設定温度を上げた。)
外気温度が38℃の状態のなかで、4㎾のエアコン1台で、家全体の温度を25℃まで下げれるということは、驚きだ。

そこで気になるのが、電気代。1か月の間、外気の最高温度が38℃が続き、状況に応じて室内温度を、25℃程度まで、下げるような使用をした場合、平均消費電力は5KW/日となった。(エアコン単独の積算電力計による計測値)
電気代に換算すると5㎾/日×24円/㎾×30日=3600円/月、月額3600円となる。
(建物全体を24時間連続運転の)
*一時的にもエアコンの温度を23℃に設定したのはモデルハウスで、大人7人程度が打ち合わせのため一室に入り、湿度が増したので、設定温度を下げ、湿度を下げたため。
やはり、このような温度設定をすると消費電力が上がる。

②8月12~13日の間、エアコン(4㎾,11畳用)を、冷房26℃に温度設定を固定して使用。
この間の実測室内温度は、1階キッチンで平均26.8℃。
これに対する、電気代は、2.43KW/日となった。
電気料金に換算すると、2.43㎾/日×24円/㎾×30日=1750円、月額1750円となる。

設定をいじらないで、一定の設定温度にしておくと、驚くほどの省エネ運転となった。
ただし、建物の断熱性能が優れているため、容易に室温が26℃台に保てて、エアコンのセンサーが働き、必然的にコンプレッサーの停止している時間が長くなる。そのため室内温度は保てても、除湿がされなくなる。そのためにあえて温度を下げるとより快適になると思う。
いずれにしても、全館を24時間空調して、月額1750円というのは、繰り返すが、驚異的なランニングコストと言える。

これだけの基本性能があると、太陽光発電をつけてものその効果が出てくる。
建物の性能が悪ければ、発電を自分で消費して、売電効果が薄れる。

やはり、省エネで快適に、暮らすために大切なことは、住宅の基本性能であることが解る。
建物の性能自体が悪ければ、太陽光発電搭載しても別に快適に暮らせるわけでもない。

■実測データーのご紹介

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