COLUMN 住まいのコラム
社長ブログより 「住宅の価値観」
先日、あるお客様からお断りの連絡をいただきました。
理由は他社と見積金額は同等だったが、太陽光パネルが付いていないことや
住設の仕様で比較した結果他社に決めたとの事。
断熱等級の比較では、モコハウスが標準にしている国の省エネ新基準の「等級7」(UA値0.26w/㎡)に対して、
相手の会社様は「等級6」UA値(0.46w/㎡k)程度とのことでした。
「等級6」はモコハウスが18年前の2008年に建てた「つつじが丘No2モデル」と同等性能になります。
当時その快適さにはまだ満足できず、
それから2011年ケヤキ坂モデル(0.26w/㎡k)、
2013年宝塚山手台モデル(0.24w/㎡k)、
2017年箕面森町モデル(0.19w/㎡k)、
現在の川西モデル「等級7」(0.22w/㎡k)と唯々、真の快適さとはどんなものかを求めて進んできました。
これだけ段階的に進化させながら体感すると「等級6」と「等級7」との快適さの違いが明確に解ります。
やはり「等級7」は断然快適です。
モコハウスでは国の省エネ基準に従った基準ありきの性能数値ではなく、
真の快適さを求めた結果がたまたま国の省エネ新基準の「等球7」に相当したということです。
長年にわたり真面目に快適さを求めて作り上げてきた家と、
載せるだけの太陽光パネルを比較されるのは少々辛いものがありますが、
これが一般ユーザーの求める住宅に対する価値というものなのでしょう。
また高性能住宅には「断熱」以外に「住設」のように目には見えませんが「気密性能」や「換気」も必須条件です。
モコハウスと他社との違いがわかるのは、建てて頂いて盛夏や厳寒の季節を住んでいただいて初めて解ることで、
外見上違いはわかりません。
省エネ基準値で表現すると「7」と「6」差はわずか「1」ですが、
外皮平均熱還流率のUa値で表現すると0.26w/㎡kと0.46w/㎡kとの違いであり実に≒1.8倍もの熱貫流の差となり、
この数字の差は正直に体感として存在する差です。
見えないものを解っていただくのは難しいことです。