COLUMN 住まいのコラム
2023/01/07
社長ブログより 「建物の基本性能の追求(その4)耐久性 防腐 防蟻 」
今回はモコハウスの構造用木材の防腐 防蟻強化による耐久性の向上
前回はモコハウスの耐震性についての考え方をお話ししましたが、
いくら「耐震等級3」の構造設計をしても、減震装置を備えても
肝心の構造木材が腐朽菌によって腐ってしまったり、
シロアリに喰われたりするようではいくら強い構造体を作っても意味がありせん。
そこでモコハウスでは元来から防腐・防蟻のためにベタ基礎の採用、
断熱性能の向上や構造体の耐久性にとって有害な内部結露を防ぐために有効な外断熱工法の採用、
また床下に取り付けた24時間換気装置による床下の常時通風をしていますが、
より防腐・防蟻性の強化・向上をはかるため構造用木材には
最新の「乾式加圧注入処理」をした木材を採用しています。
加圧注入処理方法には、従来から使用されている水溶性(湿式)防腐・防蟻処理方法と、
乾式防腐・防蟻処理方法がありますが、
モコハウスでは後者の水を使用しない「乾式加圧注入処理」工法を採用しています。
湿式に比べて乾式処理工法の主な利点は薬剤が木材内部の≒80%まで浸透し耐久性が高く、
水分を含まないため乾燥に伴って生じる曲がり・ねじれ・そりが発生しないので
寸法精度の良い加工が可能など多くのメリットがあります。
このようにモコハウスでは原点に帰って、目に見えない構造の耐久性の基本部分にまで配慮しています。