COLUMN 住まいのコラム
社長ブログより 「温度差による健康リスク」
先日、NHKのクローズアップ現代で「実は危ない日本の寒すぎる住まい」で
各室間の温度差の発生する要因や、それがもたらす健康被害について放映していました。
例えば暖房されたリビングと無暖房の廊下・風呂場とではその温度差が10℃以上にもなるので、
急激な温度変化による心臓への負担により心筋梗塞などの健康リスクが増大する。
(10℃の温度低下によって血圧が10高くなると言われている)
また、日本の家が寒いのはスポット暖房、またその寒さが常態化されているのが原因とも言っていました。
その対応としてある大学の先生が窓ガラスに貼る気泡のついた断熱シートや
隙間をシールするテープなどを紹介していました。
私はなんとお粗末な対応策化と思いながら見ていました。
根本的な対策を抗じない、いつまでもこのレベルの話をしているから
日本の家はいつまでたっても「危ない状態」が続くのでしょう。
私が日本の寒さに家に疑問を持ったのは、
拙ブログ22年7月4日付け「モコハウス高断熱j高気密のⅬ歴史(その1)」にも書いたように、今から32年も前です。
未だにこのようなことをNHKが放送しているのですからレベルが低すぎて驚きです。
でもこれが日本の住宅の現実なのでしょう。
上のグラフは、今回の10年に一度の寒波が襲来した1月25日から26日までの
モコハウスモデルにおける各階各室の温度グラフです。
各室間の温度差は一番差の大きいリビングと脱衣室で3.1℃、各階平均で0.6℃となり、
また外気温度の変化をほとんど受けてないこともわかります。
令和3年12月2日の産経朝刊にも全館温度が一定の住宅の居住者は、
個別の部屋にエアコンを設置した居住者に比べて血圧が低かったことを確認したとの記事が出ていました。
またPM2.5を除去した住宅に住む人の6年間の肺機能への影響は2.6年にとどまったとの記載もありました。
モコハウスではPM2.5除去率95%のフィルター付きの第一種換気を採用しています。
温度差のない家はとにかく快適で、かつ健康にとっても大切なことです。