COLUMN 住まいのコラム
社長ブログより「電力需給逼迫注意報・エアコン1台で省エネ快適生活」
梅雨明け発表前の今日、東電管内で「電力需給逼迫注意報」が発令されました。
我々に協力できることは家庭内家電の節電です。
中でも消費電力のトップはエアコンです。
パンフ等ではエアコンの室温設定温度を28℃を推奨(扇風機併用)していますが、外気温度35℃程度の場合、実際は一般的な住宅でエアコン設定を28℃にすると室温は30℃近い室温となり、これでは快適状態とは言いかねます。
しかしそれ以下の快適な温度設定を望むと電気使用量(電気料金)のことが気になり始めます。
上のグラフはモコハウスモデル(106㎡)の猛暑期における室内・外温度の時間的推移を表にしたものです。
1・2階各室共外気温度の変化にほとんど影響を受けず、エアコン設定温度にほぼ等しい温度を示しています。
とても快適です。
気になる電気代は24時間連続運転で全館を同じ温度に保ちながら84.7円/日×30日=2540円となっています。
因みに当該モデルハウスはUA値(0.2W/㎡K)でした。
このように住宅性能を上げれば電気代を気にせず節電に協力しながら24時間毎日全館で快適な生活を送ることが出来るのです。
尚、現在定められている断熱基準は28年省エネ基準(等級4 長期優良住宅の基準の一つ)である0.87W/㎡Kとなっています。(モコハウスモデルの4分の1)
但し、今秋からは等級7が設定され、6地域においては0.26W/㎡Kが適用されることになります。
これで、日本の住宅性能もだいぶ改善されることになります。
私が1990年に自分の家を建てようとして、住宅の断熱気密に興味を持ち始めて北海道やスウェーデンにまで足を延ばし、試行錯誤を繰り返し32年が経ちました。ようやく日本の国も、住宅性能に着目してくれるようになりました。
現在のモコハウスの川西多田グリーンハイツモデル(143㎡)のUA値は0.22W/㎡Kとなっています。
(*現モデルの計測データーは拙ブログの昨年の8月に公表しています。)