COLUMN 住まいのコラム
2024/02/15
社長ブログより 「ヒートショックより危険」
ようやく寒さもやわらぎ始めてきましたがまだまだ家の中は寒い日が続いています。
日本人の死亡者の≒10%が低温の影響だとされるという調査報告が、
2015年の英国の医学系学術雑誌で発表されたそうです。
一方、冬の寒さに対して夏の「高温」による死亡者の割合は0.3%の過ぎないという報告がされています。
近年、熱中症による病院への搬送者の9割以上はその日の内に帰宅するそうです。
このことから「命」に関しては夏の暑さより冬の寒さが圧倒的に危険だと言えます。(低温の死亡リスクは高温の30倍)
また、一般的には暖かい部屋から急に寒い部屋に移動したときのヒートショックが問題にされていますが、
これはあくまでも体感的な「寒さ」の感じであって、命を蝕む危険性が高いのは「低温」という状態だと言われています。
「寒さ」に対しては暖房器具を用いて何らかの対策をとりますが、
「低温」は我慢できないほどの寒さを感じるわけでなくし知らず知らずのうちに人の健康を損なわせていくということです。
具体的に健康の阻害について言えば、
従来の家から家全体が温かい高断熱高気密の家に引っ越した2万4千人を対象にした調査によると、
咳・喉の痛み、肌の痒み、アトピー性皮膚、炎花粉症など15もの症状が明らかに改善したと報告されたそうです。
以上は、24年1月4日発行の週刊新潮(岩前篤・近大建築学部教授の記事)からの要約抜粋ですが、
私もこの調査記事を読み「命」に直結する高断熱高気密住宅の持つ重要さを改めてに認識したところです。
高断熱高気密住宅と健康については「お客様の声」をお借りして
23年8月25日付の拙ブログにも書かせて頂いていますが、今回再度書かせて頂いた次第です。
モコハウスが願うのは、なにより家族みんなの健康と快適な生活です。