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column 住まいのコラム

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2023/10/31

社長ブログより 「電気はクリーンエネルギー?」

社長ブログより 「電気はクリーンエネルギー?」

今回は電気に関するお話。

原子力発電に関しては処理水排出や廃棄物最終処理場問題、

太陽光パネルに関しては世界の80%のポリシリコンを製造すると言われている。

新疆ウイグル自治区の強制労働等の人権問題、国内においてもメガソーラーに起因する山林伐採などの森林破壊問題、

また2040年ごろから発生する寿命の尽きた太陽光パネルの大量処分問題,

風力発電では贈収賄問題、風力発電にしてもお金にまつわる贈収賄問題、等々話題は尽きない。

電気エネルギーは電気に変換されてしまえば二酸化炭素などの有害物資を排出しないクリーンなエネルギーだ。


しかし、電気に変換されるまでの過程で太陽光パネルなら、

原料になるポリシリコンを製造するために化石燃料を燃やし発電して製造する。


またパネル本体を作るためにはアのルミの枠や表面を覆うガラスを必要とする。

それらの部材を製造するために大量の電気が必要だし、20~30年後に発生してくる使用済のパネル廃棄問題。

それをリサイクル・リユースするにせよ電気を必要とする。

つまり、太陽光パネルを作って廃棄するまでにはそれなりに大量の電気エネルギーを必要とする。

要は、太陽光パネルを製造・廃棄するまでの電気エネルギーの総量と、

太陽光パネルが生涯に発電する電気エネルギーの総量の差がどれほどになるのかが問題だ。

そのエネルギー差が小さければわざわざ化石燃料を燃やして電気エネルギーに変換する意味がなく、

変換過程でむしろ余計な廃棄物を作り、やらずもがなな環境破壊につながることになる。

例えば車で例えると、ガソリンエンジン車の場合は、石油→ガソリンエンジンで事が足りる。


EV車の場合は、化石燃料(石油・石炭・LNG)、

原子力→発電→送電→蓄電→電気モーターといくつかの過程が必要になる。

このように石油(ガソリン)を直接燃焼させて動力に変換するガソリンエンジンの単純さに比べて、

EV車の場合は化石燃料を電気に変換しそれを一旦蓄電してモーターを回すことになる。

この変換過程でエネルギーロスが発生する。

先に書いたように電気なってしまえば電気は確かにクリーンなエネルギーだが、

電気になる前はCO2を排出する化石燃料の燃焼が必要だ。

以上、昔高校の物理で習った「エネルギー不変(保存)の法則」を思い出しながら考える。

燃料になる資源を持たない日本が生きて行くためには、

今のところ、CO2を排出しないでクリーンな電気を作れるのは原子力発電に頼るしかないのではと私は思う。

いくら頑張ってもこの狭い日本では再生可能エネルギーが占める割合は35%程度しかなく、

残りを化石燃料に頼るとなるとCO2排出量と原料輸入コストの負担が多すぎる。

原発が事故を起こした場合のリスクは確かに大きいが、

重大事故を防ぐべく英知を結集してを被害を最小限に留めるための知恵を出していかなければならないのではと思う。


(今のところ、地震の影響で炉冷却用の発電機水没により、冷却不良に起因する炉心爆発事故が起きているが、

それは原子炉自体の事故ではない)

政府も政治家もマスコミも再生可能エネルギーの良い面(メリット)は報道するが、

負の部分(デメリット)の詳細な説明はない。

再生可能エネルギーか、原子力発電か、最適解は何か、モコハウスは最新情報を得ながら地道に、

どうすれば少ないエネルギーで健康的で快適な生活ができるのかを愚直に考えることにする。

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