【断熱】家の燃費VS車の燃費
ハイブリッド車を購入する消費者の意識
トヨタのプリウスがカローラの販売台数を超えました。第一の理由は、デザインや性能ではなく、省エネ性、つまり38km/Lと言う経済性にあるのは間違いないと思います。
また、購入の動機もCO2の節減に貢献するなどの環境問題は建前で、本音はガソリン代の節約だと思いますが、一方では、同クラスの大きさの国産車と比べると価格は明らかに高額だと思います。
住宅業界ではユーザーも施工者もまだまだ意識が希薄
世の中は、車の省エネ性をこれほど意識し、且つ具体的な比較数値が示されていますが、住宅に関しては、性能を表すQ値(熱損失係数、単位:W/㎡K)やC値(隙間相当面積、単位:c㎡/㎡)を公表しているメーカーは一部あるものの、それに対する具体的なランニングコストまでを示しているケースは当地方では多分余りないのではと思います。
勿論計算上は、単純に熱損失係数×延べ床面積×室内の設定温度と屋外の温度差を掛ければ、暖房(冷房)設備容量の推定はできます。
しかしランニングコストの計算は、実際にはそれだけではなく、隙間面積であるC値の違いや外断熱や内断熱工法の違いによる蓄熱量の大小、建築プランニングの問題等々の諸条件が総合的に加味されて計算した数値だけではなく、ある程度は実証・実績的見地からの検証も燃費への換算金額には必要になってくる部分もある思います。
いずれにしても、当地域(Ⅳ地域)においては、他社では全室冷暖房は想定せず、部屋ごとの局所冷暖房を考えているのだと思います。
仮に、他社で全室空調を想定してランニングコストを算出すると、恐らく公表できないような大きな金額になると思います。
モコハウスの省エネ性能
新しいモコンハウスでは、延べ床面積を35坪前後、室内設定温度21℃、屋外平均温度4℃、つまり建物内外の温度差を平均17℃として建物全体を対象に暖房した場合、もちろん生活スタイルにより違いはありますが、1ヶ月当たり≒12000円前後だと言って良いと思います。(冷房時はもっと小額)
但しこの金額は、24時間・全館暖房時の金額です。当地域(Ⅳ地域)においては、ほとんどのご家庭が局所暖房を行っていることから、単純な金額比較は難いと思いますが・・・。
また、上記金額の前提は、7.1KW(暖房時の畳数のめやす17畳~21畳用)のエアコンを使用し、スイッチは24時間間つけっ放し、オール電化契約との仮定です。
勿論、上記は仮定ですから、実際は、夜中に21℃の設定はせず、人体・調理・照明器具・冷蔵庫等々からの発熱も加わり、実生活ではもう少し安くなることが推定できます。
体感してみないと分からない全館空調の快適性
因みに、局所空調と全館空調の快適さの比較は、単純に金銭には換えられないほどの快適さが実感できます。
特に陽の当たらない北側の部屋や浴室・トイレ・廊下などの部屋(暖房をしていない部屋)などでは、局所暖房と全館暖房との差を思い知らされ、また、ヒートショック(急激な温度変化が身体に及ぼす影響)のご心配もなくなります。
尚、トイレのように常時ドアーを閉めている部屋や、建築計画で各部屋の配置によっては、マイナス2.5℃程度の温度差が発生する場合がありますが、相当の温度差の発生が想定できる場合は、合計7.1KWの容量の範囲内で、例えば2.2KW+5.0KWの2台に分散設置して対応すれば良いと思います。
この場合のランニングコストは、理論上は同じですが、2台の機器を必要とするためイニシャルコストが掛かります。
一般的な空調設備で全館空調が可能に
また、セントラル空調方式と、モコハウスが行っているどこでも購入できる一般的ないわゆるエアコンによる空調方式では、全館を同じ温度にすると言う点では同じです。
しかし高額な設備費を必要とし、ダクトを通じて各室に送風することが必要なことから、容量の大きな送風機を必要とするため、ランニングコストの掛かるセントラル空調では少し考え方が違います。
モコハウスは、あくまでも建物の基本性能(断熱・気密)をしっかりと高め、それに生活空間を広げて快適さを得るための建築プランニングを工夫し、そして空気の流れをつくり出し全室空調の目的を達成しようとしています。
そうすることによってどこででも安価で手に入り、後々のメンテナンスが容易に行える市販のエアコンが使用でき、かつ住宅の最大の目的である空間をゆったりと取って居住性を高め、同時に住宅のデザイン性も高めると言う目的を高次元で同時に達成しようとしています。










