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column 住まいのコラム

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2023/04/21

社長ブログより 「住宅の外壁はなにが良い」

社長ブログより 「住宅の外壁はなにが良い」

外壁の仕上げ材はなにが良いのか悩まれる方が多いと思います。

① モルタル下地の上吹付仕上げ ↓

 ②サイディング2色貼 ↓

③本物の木のようなサイディング ↓

外壁仕上げには大きく乾式工法と湿式工法に大別できます。

乾式にはサイディング(窯業・金属)、湿式にはモルタル塗りやプラスター下地の上に吹付する/サイディング下地の上に吹付する/

漆喰仕上げ等々、湿式工法には左官仕上げ材から吹付材まで

各メーカー等から種々組み合わせも含めて販売されています。

今回は窯業系サイディングと湿式や乾式下地材の上に塗料を吹き付ける、

吹付仕上げ工法について書いてみたと思います。

以前までは左官によるモルタル仕上げの上に吹付をする工法が主流でしたが、

最近は特に窯業系のサイディング仕上げの割合が多くなってきたようです。


以前と比べてサイディング材の材質が良くなってきたことがあるのかも知れません。

最近では30年の変色・退色保証がされたサイディングもあります。



また表面仕上げもまるで本物の木と見まがうような木質パネル調(上写真下)のものや、

あと定番の石調、タイル調、繰返しパターン調、等々たくさんの何とか調があります。

しかししょせん“なんとか調”ではありますが、真面目で器用な日本のメーカーの涙ぐましい努力によって

本当に本物のようによくできたものもあります。

本当はお金のことや耐久性を考えないで良いなら本物を使うに越したことはないのでしょうが、

本物に比べてサイディング採用のメリットは対クラック性や耐久性、コスト(イニシャル・ランニング共)、

メンテナンスの容易さなど大きなメリットがあります。

*私的には本物素材のイメテーションではなく、

堂々とサイディングならではのテクスチャを持った“サイディング調”の「サイディング」がもっとあればと思いますが。
 


ただサイディングの表情は職人さんの“手”によって作り込まれていく左官仕上げや、

吹付仕上げや漆喰系仕上げ材の持つ現場仕上げの「自然感・風合い・味わい」というか

素材の「ぬくもり感」に欠けるのは否めない事実だと思います。

サイディングは工業化製品のもつ良くできているがゆえの冷たさを感じることがあるように思います。

でもその工業化製品の均一化されたテクスチャを生かした、建築デザインの仕方もあります。(上部2枚目の写真)

施工者側からみると、モルタル塗り等の現場施工による湿式仕上げの場合は、

チョットした鏝ムラや、モルタルの乾燥による収縮クラックや、

それに追随して表面塗膜のクラックなどが発生する場合があるので、

どちらかというとリスク(クレーム)回避のためもあり、乾式工法をお勧めする傾向にあるようです。

それはお施主様の立場に立っての判断です。


勿論、対応策としてモルタル施工時のメッシュの伏せこみや、弾性系の塗料を使用したりはするのですが、

それで絶対にクラックが防止できるとは言えません。

(クラックが入ってもその下の防水シートなどの働きで漏水することはありませんが)

デザイン性においては現場施工材(モルタル・吹付・漆喰・木製パネル等)を

使用した方が味のある建物になるとは思いますが、

そのような後日のリスク(メンテナンスコストも含めて)があるものをお客様にお勧めして良いものかどうか、

施工者にとっては悩ましいところです。

「建物の味やデザイン」と「メンテナンス(コストも含め)」を両立させる素材は今のところありません。

両者はトレードオフの関係にあります。

いずれを採用するにしても、デザイナーのセンスによって全てが決まります。

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