モコハウスでは、新しく標準仕様として、耐久性が問われる構造材（土台・大引き・1階柱・間柱・通し柱）に乾式加圧注入によって防腐・防蟻処理された木材を採用することにいたしました。

乾式防腐・防蟻処理とは、水を使用しない最新の木材保存処理法です。一般的な湿式処理（水溶性）や塗布処理とは違い、木材の寸法精度（形状）を維持したまま耐久性を上げるという木材を長持ちさせる最先端技術です。

■製造工程

乾式処理の専用薬剤（ニッサンクリーンCI）は油溶性であるため、雨水等による木材からの溶脱（水などに溶解して流出すること）を起こしにくい薬剤であり、長期間安定した防腐・防蟻効力を発揮します。また非常に安全性が高く、毒性試験でもその安全性が確認されており、食塩より安全です。そして日本工業規格（JIS K 1571）で定められている全ての効力試験に合格しています。

なお、この構造材はJASの保存処理性能区分K3に相当し、住宅性能表示制度による劣化対策等級は、最高等級3（3世代（75年～90年程度）まで長持ちするように対策が講じられている場合）に対応しています。またAQ認証を取得した工場で生産されており、優良木質建材として認定されています。AQ制度は、新しい木質建材等について品質性能試験を行い、優良な製品にはAQマークの表示が認められます。つまり、AQマークはJASマークと共に、信頼の目印になります。

この乾式防腐・防蟻処理された構造材を使用することにより、半永久的に腐朽菌やシロアリの繁殖を防ぎ、長い間安心して暮らしていただけます。

今まで、モコハウスの強みであった、断熱気密性能、デザイン力、許容応力度計算による耐震構造に加え、劣化対策も万全になります。