C値(相当隙間面積)とは、床面積1.0㎡当たり建物全体に何cm角の大きさの隙間があるかを表し、数字が小さいほど気密性能が高くなります。
今までにも測定はしていたのですが、高断熱高気密用のより正確な測定器をお借りして測定することにしました。これは、より正確な数値を知りたかったためです。
先ず最初に、工事中の「そらいろHOUSE☆★☆」で測定しました。この現場は、テラス側により気密性の高い片開戸の樹脂サッシを使用しています。
その結果、測定値はなんと0.1c㎡/㎡と言う驚きの数値でした。(尚、この数値は初期の現場中の数値のため、完成後はより気密性がアップしていると思います。)
日本の地域別断熱基準について
因みに、省エネ基準で定められている数値はⅠ・Ⅱ地域は2.0c㎡/㎡、Ⅲ~Ⅴ地域は5.0c㎡/㎡です。今回の数値は、なんとⅠ地域の1/20、Ⅳ地域の1/50と言う凄い数値です。(ここまでの数字は余り聞いたことがありません。)
参考までにノルウェー・スウェーデン基準は2.24c㎡/㎡、カナダR2000仕様は1.0c㎡/㎡です。
■ 次世代断熱基準の地域区分図
※独立行政法人 新エネルギー・産業技術開発機構より抜粋
引違戸のある建物で気密試験
次の現場は、既に住まわれている「ハレルヤハウス」様邸で測定させて頂きました。
それは、「ハレルヤ」様邸ではテラス窓側に樹脂製の引違戸を使用されたためです。
構造的に気密性が劣るかもしれない引違戸と片開戸を比較し、どれほどの違いがあるかを知りたかったのです。(勿論、メーカーの公表値はどちらも同じ性能になっていますが・・・)
その結果、ほとんど同じと言って良い0.2c㎡/㎡と言う好結果でした。そこで、「シャノン製の樹脂サッシは良く出来ていました」と言うことになります。
今後、木製サッシの現場で試してみたいのですが、これも良い結果になると予想します。但し、もし0.1c㎡/㎡以下の数値では測定不可だと思います。
気密試験の参考写真

現場で施工する職人さんも大切
全現場で測定はしなくとも、同じ職人さんが同じ工法で施工することで、測定すると0.1c㎡/㎡前後の数値になると考えられます。今後は、何か違う工法や材料を用いた時に測定する予定です。
断熱性能と気密性能は大切な両輪
寒い時期に、いくら優れた断熱を行い部屋を暖めても、隙間がある場合は家の中であっても外に風が吹くと外の冷たい風が家の中を通過し、せっかく暖めた部屋の中の空気を無駄に逃がしてしまうことになります。これではエネルギーの無駄使いとなり、逆に暑い夏においても同じ理屈です。
機密性がないと換気システムが機能しないことに
気密性の高い建物は、各部屋に配置された排気孔を通じて計画的に換気が出来ることがメリットとして挙げられます。
建物のいたる所が隙間だらけの場合、押入れやトイレ、そしてその他の部分に計画的に設けられた排気孔から排気せず、思わぬ部分から空気が抜けてしまうことになります。計画的に換気できること、これも快適な居住空間を保つのためにはとても重要なことです。
快適住宅に重要な要素とは
断熱性と気密性(換気)は、快適な住まいづくりには切っても切れない重要な要素なのです。このバランスが取れて初めて快適な住宅が出来るのです。










