
道田 泰平
私は中学時代から建築の仕事に携わることが夢でした。
大学の建築学科を卒業後、建築の施工一筋に今年で43年になります。今までに超高層建築から、公共工事、高級な個人住宅建築と一通り現場を経験してきました。
今から約20年前、自宅を建てることになりました。外国映画などで厳寒の季節に、室内に入って毛皮のコートを脱ぐと下はシャツ一枚でくつろいでいると言ったシーンをよく目にする事があります。 私は、「なぜ日本にはそんな家がないのだろう。なぜ外国にあって日本にないのだろう。」、「日本でもこんな家を造って住んでみたい。」と真剣に考えました。この素朴な疑問が、私が住宅の断熱気密に取り組むようになったきっかけです。
当時本州では、まだ今のように高断熱高気密といった考えはほとんど皆無と言ってもいい状態で、それら施工に関する資料もほとんどありませんでした。その中で、試行錯誤の上苦心して自宅を作り上げました。それはその当時では自分なりに感動的な住み心地でした。
その後、自分なりに勉強をしていく中で、スウェーデンの住宅を知る機会がありました。以前から北米・カナダの住宅も知る機会がありましたが、それ程の感動は覚えませんでした。
しかしスウェーデンに行って実際の住宅を目の当たりにした時、そのやさしいデザインもさることながら、北米住宅とは比較にならないその性能の高さに感動しました。窓一つにしても、北米は2層ガラスで、気密性もあまり優れているとは言えません。
それに比較して、スウェーデンは窓も3層ガラスを採用し、また壁の断熱材にしても240mmとすごい性能を持っていました。感動した私は、日本にスウェーデン仕様そのままの住宅を買ってきて実物のスウェーデン製の住宅を建ててしまったのです。
そしてその実験住宅の性能は、期待に違わないものでしたが、多くの方々に提供するには少々コストが掛かりすぎました。
そこで過去の経験を生かし、少しでも多くの方に快適な住宅を提供する事を目的とし、日本においては充分な断熱性能を持ちながら、デザインや使用素材をより進化させたリーズナブルな住宅造りを目指す会社を立ち上げました。
また、デザインにも相当の配慮をし、日本においても実績を持つスウェーデン人建築家のトーマス・ベックストローム氏に設計を担当して頂くことにしました。
良い住宅とは、性能や使用素材に優れているのみならず、デザインにおいても一流でなければならないと言うのが、私達の住宅に対する考え方なのです。
どうぞご期待下さい。











